花壇手入れし18年 老人クラブに環境大臣表彰 「”癒しの花園”願い」/岡山・津山市

行政・公共 国からの表彰状を手にする荒砂会長(右)と田丸副会長=岡山県津山市=
国からの表彰状を手にする荒砂会長(右)と田丸副会長=岡山県津山市で
         

 地域の環境保全や美化に顕著な功績があった団体・個人をたたえる環境省の本年度「環境大臣表彰」に岡山県津山市老人クラブ「坪井悠々クラブ」が選ばれた。

 同クラブは、18年前から同市坪井下の国道181号沿いに整備された花壇(約120平方メートル)を管理し、植えた花を育てるなどしている。津山市環境衛生推進委員会主催の「花いっぱいコンクール」にも継続して参加しており、2011年には最優秀団体賞を受賞。2年前から喬松小学校の児童も加わり、励んでいる。

 現在、花壇には戦争が激化するウクライナの平和を願い、国旗にちなんだ黄色い花や同クラブ会員の持ち寄った花を植えて彩りを添え、地域住民やドライバーの目を楽しませている。今年度から消防団も参加し、手入れをしていくという。

 伝達式が6月29日に岡山県庁=岡山市=で行われ、荒砂敏明会長(78)と田丸博道副会長(73)が表彰状を受け取った。

 荒砂会長は「会員のみなさんの地道な努力、地域の子どもたちの頑張りが評価されてうれしい。この花壇が住民らにとってのコミュニケーションの場や通行人にとっての”癒しの花園”となることを願っている」と話した。

 また、勝山の旭川を美しくする会=真庭市=も選ばれた。

 美しくする会は、旭川流域32自治会の有志による清掃活動を40年以上にわたり継続しており、流域河川の環境美化・保全や街並み保存地区の景観保全に貢献した。

 先月29日に県庁で表彰状などの伝達式が行われた。

坪井悠々クラブが18年続けて花を植えて育てている花壇


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