陸上自衛隊日本原駐屯地=岡山県勝田郡奈義町=で13日、自衛官候補生の入隊式が行われ、18歳から27歳の計26人が国防を担う隊員への一歩を踏み出した。
来賓や家族を含め約100人が出席。竹田冬馬さん(18)=笠岡市出身=が倉本貴史駐屯地司令に向かって入隊を申告し、続いて清水礼都さん(18)=広島県出身=が「責任を自覚し、心身を鍛え、自衛官に必要な知識と技能の習得に励みます」と宣誓した。
倉本司令は「教育隊生活の中で戸惑いや不自由、体力的な厳しさを感じるかもしれないが、目標達成に向けてチャレンジし、同期と切磋琢磨(せっさたくま)しながら絆を育み、立派な自衛官に成長してほしい」と式辞を述べた。
候補生は同駐屯地での約3カ月間の基礎教育終了後、全国の駐屯地に分かれて専門教育を受け9月末、部隊に配属される。