幼年消防クラブを対象にした「一日入署」が22日、岡山県真庭市惣の真庭消防署で開かれ、久世第二保育園と米来こども園の年長児24人が消防士になりきって防火意識を高めた。
真庭圏域防火委員会と市消防本部が毎年この時期に開催。背中に「防火」と書かれたそろいの法被を着て、入署式で辞令を受け取り、“訓練”を開始した。
防火服を着るとミニ消防車に乗って“火災現場”に急行。隊員に手伝ってもらいながら放水を行い、数メートル先の的を目がけてホースの筒先を向けた。
訓練用の煙が充満するテント内を歩く体験では、視界が悪い中、姿勢を低くしてゆっくりと進み、火災の怖さを体感した。
また、服に火が燃え移った際に地面に転がりながら消火する対処法なども教わった。子どもたちは消防の仕事に理解を深めながら、自分の身を守る方法や防火の大切さを学んだ。
子どもたちは「火遊びはしません」「消防士さんがかっこよかった」と話していた。