降雪シーズンを控え、国道53号の積雪対策にあたる「除雪機械ふれあい体験・出発式」が26日、岡山県勝田郡奈義町関本の岡山国道事務所奈義町除雪基地で行われ、招待を受けた地元の園児たちが見守る中、関係車両3台が出発した。
岡山国道事務所職員や関係者ら計23人となぎっ子こども園の年長組39人が出席。式に先立ち「ふれあい体験」が開かれ、凍結剤散布車と除雪トラックが披露され、子どもたちは興味津々の様子で動く姿を見学。さらに固まった雪を砕いて飛ばす「小型ロータリー除雪車」の投雪部から雪の代わりに紙吹雪が噴射されると「わあっ」と歓声を上げて喜んだ。
その後一人ずつ車両に乗せてもらい、運転席で記念撮影をした後、出発式では「雪のお仕事頑張って、出発進行!」と元気よく声を出し、発進する車を見送った。
片山蒼介君(6)は「大きくてかっこいい車で乗るのも楽しかった。雪の日は大変だけと頑張ってほしい」と話した。
同事務所津山出張所は除雪の仕事や機械を身近に感じてもらおうと毎年体験会を実施している。トラックは積雪量10センチを目安にして出動し、約80キロの管轄区間のうち、積雪寒冷指定地域(約20キロ)となっている津山市杉宮から奈義町馬桑までの間を走行する。