園庭を大幅に拡張 県産材使用の展望櫓など整備 地域交流の場にも/岡山・津山市

教育・保育・学校 手押しポンプで水をくむ園児たち=岡山県津山市で
手押しポンプで水をくむ園児たち=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市西吉田の大崎保育園は21日、園庭を拡張し、県産材を使った展望櫓や水遊び用の手押しポンプなどを備えた園庭「わんぱく広場」を整備した。

 子どもたちの遊びの幅を広げようと、既存の園庭(約900平方メートル)に隣接する東側の民有地(約1000平方メートル)を園が買い取り、昨年8月に着工。展望櫓やトンネル付きの築山に加え、井戸水を汲み上げる手押しポンプ、水路なども整備した。さらに園内にはサクラやモミジ、クヌギなど四季の樹木約20本を植樹した。総事業費は県の補助金を含め約2500万円。

 21日にはセレモニーが開かれ、1~5歳児約80人が集まり、年長児がテープカットしお祝い。

 このあと園児それぞれがそりで丘から滑ったり、じょうろで花壇に水やりをしたりしながら自由に遊んだ。井戸からバケツいっぱいに水をくんで遊んでいた菊井寿桃ちゃん(5)「めっちゃ楽しい。これからみんなと仲良く遊びたい」とにっこり。

 今後は東屋や時計台なども順次整備していく。金崎雅彦園長は「子ども自身が遊びを作りながら学びを得る環境を整えるとともに、地域交流の場にもなれば」と話している。

大崎保育園が整備した「わんぱく広場」
大崎保育園が整備した「わんぱく広場」


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