一般社団法人・都市みらい推進機構主催の本年度「土地活用モデル大賞」で、津山市の「旧苅田家付属町家リノベーション事業」が国土交通大臣賞に次ぐ同機構理事長賞を受賞し27日、オンラインで表彰式が行われた。
旧苅田家付属町家リノベーション事業は、城東重伝建地区の観光客誘致やにぎわい創出に向けて林田町の歴史的建造物4棟を改修。宿泊施設「城下小宿・糀や」として昨年7月開業し、民間事業者に運営権を設定するPFIコンセッション方式によりHNA津山が管理運営している。
同大賞は課題対応性や先導性、汎用性などの面から審査され、同大臣賞1件、同機構理事長賞2件、審査委員長賞2件を選出。町家リノベーション事業は、大規模事業に用いることが多い同方式を小規模事例に活用した点、民間事業者が物件を所有せずに20年間の長期スパンで運営し、市が運営権対価の収入により財政負担を軽減した点などが評価された。
表彰式では、事務局が受賞事業を紹介し、津山市役所では贈られた表彰状や盾を前に担当職員が事業概要を説明。過去の受賞者による講演会、パネルディスカッションもあった。
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受賞した町家リノベーション事業について説明する市職員(右)
土地活用モデル大賞
- 2021年10月29日
- 経済・産業