岡山県津山市楢の多胡本家酒造場で20、21の両日、「津山ビール 第23回地ビール祭り2023」が開かれた。初夏の日差しが降り注ぐ中、来場者たちは冷えた地ビールを飲み、爽快なのど越しを堪能した。
華やかな香りですっきりとした「ケルシュ」、津山城の桜をイメージした紅こうじ由来の「ピンクバイツェン」など10種類の生ビールを販売。このほか、京町の住民たちが作る特製の「京町やきそば」や肉汁たっぷりの「津山餃子」といったグルメ屋台も並び、訪れた人たちは仲間とテーブルを囲んで食事やビールを楽しみながら休日のひと時を過ごしていた。
森本久夫さん(67)は「コロナ禍がようやく明け、友人たちと集う機会が増えたことがうれしい。今日は気楽にのんびりと過ごせた」と満足そうに話していた。
同祭りは、1996年に「津山ビール」の販売がスタートしたことを機に、多くの人に味わってもらおうと始めた。