地元の魅力とは? 子ども第三の居場所 県北3拠点交流発表会/岡山・鏡野、美咲町、新庄村

行政・公共 考えたアイデアを披露する子どもたち=岡山県美咲町で
考えたアイデアを披露する子どもたち=岡山県美咲町で
         

 B&G財団が全国展開している「子ども第三の居場所」の県北3拠点に通う子どもたちによる交流発表会が23日、岡山県久米郡美咲町の町旭地域多世代交流拠点・あさひなたで初めて開かれ、各拠点のチームが互いに地元の魅力を伝えるなどして親睦を深めた。

 鏡野、美咲町、新庄村の計約30人が参加。子どもたちは、8月上旬ごろに課題解決に向けて考える力を養う「アントレ教育(アントレプレナーシップ教育)」を実施。各町村内の事業者から話を聞き、地域が抱える悩みと向き合いながら未来について考えるワークショップを体験した。その中で地元に対する理解を深めて魅力を発信する企画や商品を考案。この日はその成果を発表した。

 このうち、美咲町の拠点・みさキッズあさひのメンバーは、同町の豊かな自然、三休公園の桜や小山の棚田といった見応えのあるスポットをモチーフにしたTシャツを披露。インパクトのある文字や色彩豊かなイラストで県内外の観光客にPRして、広めていくアイデアを提案した。

 このほか、鏡野町は町産食材をふんだんに活用した弁当、新庄村は教育の発展に目を向け「動物や虫と友だちになる高校、大学をつくる」といった企画を発表した。

 みさキッズあさひの小学5年生の女子は「それぞれの地域に魅力があって、どの地域も楽しそう。行ってみたいと思うようになった」と話していた。


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