岡山県津山市内の中学生を対象にした企業見学バスツアー(市教委主催)が3、4の両日、津山圏域の計4社で開かれ、5校から参加した39人が製造工程や技術について見聞きした。
将来の夢を考えるきっかけづくり、郷土愛の醸成を目的に実施し、今回は水浄化システムのアールビーシーコンサルタント=岡山県津山市=、小川香料=岡山県勝央町=、デジタル総合印刷=岡山県津山市=、ソフトウェア開発などのソフィア=岡山県津山市=の4社。
このうち小川香料では、食品や化粧品に使う香りを製造する工場内を4グループに分かれて見学。社員が案内しながら、材料を機械で粉末、液体化、精製する様子などについて説明した。続いて、オリジナルの室内用芳香剤作りを体験し、子どもたちは好きなフルーツや花の香水と、着色料をスポイトで調合し、芳香剤用ビーズに真剣な表情で混ぜていった。
津山東中学校2年の近藤悠生さんは「一つの商品が完成するまでに、多くの手間や時間がかかっていると知った。芳香剤は良い香りに仕上がってうれしい」と話した。