新規学卒者の地元就職促進を目指す「県北学校訪問」が10日から始まり、行政と地元企業代表者らが高校、大学などの進路指導担当者らと意見交換を行っている。19日までに15校を巡る。
初日は菅田拓平津山圏域雇用開発協会長、谷口健吾津山公共職業安定所長ら6人が市内4校を訪問。津山東高校=岡山県津山市林田=では菅田会長が「デジタル社会の中で前向きに学び続けられる人材が求められている。そういった人を地域で生かせる企業になるために私たちも変化し続けたい」とあいさつした。
板谷淳子教頭、就職指導担当者が同校の今春の就職状況やキャリア教育の取り組み、生徒の就職意識といった現状を説明。同校では、就職希望者は全体の約1割で、食物調理科が大半を占めているが近年、進学を希望する同科生徒が増加傾向にあると説明した。さらに「3年生が求職票を手にするタイミングで地元企業と関わる機会がほしい」との要望もあった。
企業、行政側からは「多様化する価値観に即したマッチング支援をしたい」と述べ、各団体から相談会や助成制度などについて説明があった。
このあと津山、津山工業、津山商業高校を訪ねた。
