新規学卒者の地元就職促進を目指す「岡山県北学校訪問活動」が6日から始まり、行政と地元企業代表者らが高校、大学などの進路指導担当者らと意見交換を行っている。27日までに美作地域の15校を巡る。
初日は菅田拓平津山地区雇用開発協会長、井上学ハローワーク津山所長ら6人が市内の4校を訪問。津山工業高校(同県津山市)では、菅田会長が「雇用する側、就職を求める側のマッチングがスムーズに進んで、より良い労働力の確保と活躍の場を提供できることが望ましい。きたんのない意見をお願いしたい」とあいさつした。
髙林康徳校長、進路指導担当者らが同校の今春の就職状況やキャリア教育の取り組み、生徒の就職意識といった現状を説明。3年以内での離職が増えていることへの対応やインターンシップでの交通の便といった課題を挙げた。また「新型コロナの影響も収まりつつある現在、今後の業界の動向や採用状況について把握したい」との要望もあった。このあと意見交換を行い、就職支援事業の紹介もあった。
この日はほかに美作高校、津山商業高校、北部高等技術専門校を訪ねた。