地元食材使用の給食 小学校で試食会 「全国学校給食週間」に合わせ/岡山・津山市

教育・保育・学校 生産者と給食を味わう児童たち=岡山県津山市で
生産者と給食を味わう児童たち=岡山県津山市で
         

 「全国学校給食週間」(24~30日)に合わせて本年度の「給食試食会」が29日、林田小学校(岡山県津山市川崎)であり、児童たちは津山市産の食材を使ったメニューを畜産関係者、野菜生産者らと一緒に味わい、親睦を深めた。

 学校給食への理解と関心を深めてもらおうと実施しており、交流はコロナ禍が明け、5年ぶりに再開。つやま和牛振興協議会メンバーや野菜専業農家、谷口圭三市長、給食センター職員、市職員ら計15人が3~6年の教室を訪問した。

 この日はブランド牛・つやま和牛の牛丼をはじめ、市産ピオーネのゼリー、地域で栽培された大根、小松菜などを混ぜたサラダなどが提供された。5年2組の教室では、児童20人が同協議会の森岡和雄副会長と生産者部会・大﨏毅部会長を歓迎し、配膳された料理をおいしそうに食べた。

 重松大翔君(11)は「牛丼は肉が柔らかく、甘めの味付けでとてもよかった。こんなにおいしい食べ物が津山にあるのは誇りに思う。家族や親戚にも自慢したい」と笑顔で話していた。食後には感謝の気持ちをしたためた手紙を送った。

森岡副会長らに手紙を手渡す児童
森岡副会長らに手紙を手渡す児童

 大﨏部会長は「つやま和牛を子どもたちに食べさせたいという夢がかなった。おいしそうに食べてくれる姿を見られてうれしい。また食べてもらえる機会が作れるように考えていきたい」と語った。

 市立の小中学校全35校では31日まで、昭和時代の給食や絵本の中で登場する料理を再現するといった特色のある献立が提供されている。

津山産食材を使った給食
津山産食材を使った給食


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