自ら課題を見つけて解決する方法を考えていく「課題解決型学習(PBL)」の一環で、高田小学校5年生が制作した地元・高田地区の魅力を紹介するパンフレット2種類が、高田公民館(岡山県津山市下横野)などで配布されている。
同校では、授業で子どもたちが地元の伝統や歴史、自然、農産業に対する理解を深めて地域外に発信していく取り組みを行っている。5年生(14人)は、自分たちの住んでいる地区の情報が紹介される機会が少ないという点を取り上げて、多くの人に知ってもらえるようにポスターを作るなどさまざまな方法を考案した。
パンフレットは観光と横野和紙(県伝統的工芸品)について調べている2つのチームが、撮影した写真や学校のタブレットを活用して制作。津山駅から横野滝(上横野)までの距離や時間を示したり、横野和紙を製造する上田手漉和紙工場(同)の情報を載せるなどしている。
24日に同校(下横野)を訪れた高田公民館の福井みどり館長に代表児童が「よろしくお願いいたします」と手渡した。福井館長は「すばらしい冊子が完成したと思う。ぜひみなさんに手に取ってもらえるようにしたい」と話した。
赤坂こころさん(11)は「高田神社の獅子舞といった伝統、緑豊かな自然、おいしい食べ物など地元にはたくさんの魅力がある。すごい場所ということを感じてもらえたらうれしい」とPRしている。
