美咲町が旧旭小学校(岡山県久米郡美咲町西川)の廃校舎を改修し整備を進めていた多世代交流拠点「あさひなた」が11日、完成した。公共施設などを集約した旭地域のシンボルとして住民の利便性向上とにぎわい創出を目指す。
本校舎(約2547平方メートル)は、1階に旭総合支所、図書室、西川診療所、2階に会議室、コミュニティスペース、3階に岸田吟香資料室などを配備。体育館は空調を備えた多目的ホール、児童のランチルームとして利用していた別棟は子ども第3の居場所「みさキッズあさひ」を新設した。総事業費は約9億円。
旭図書室、岸田吟香資料室がオープンしたこの日は、記念式典が開かれ住民ら約200人が出席。青野高陽町長が「世代を超えた学びや交流、にぎわいが生まれることを期待している」とあいさつし、 鏡開きで祝った。アトラクションでは、旭保育園の園児による踊りや旭学園5年生による英語劇「ももたろう」が披露され、会場を盛り上げた。
式典後、施設内では抹茶やパステルアート、ニュースポーツ体験といった交流イベントが開かれ、家族連れらでにぎわった。
