岡山県津山市にある美作大学・同短期大学部などを運営する美作学園と、同県真庭市は1日、地域の将来を担う専門人材の育成・確保などに向けた包括連携協定を結んだ。
双方が持つ人的・物的資源を活用し、教育、文化、産業、健康、福祉、学術研究などの分野で協力。▽子ども、福祉、食に関する教育、人材の育成▽専門職人材(保育士、社会福祉士、栄養士など)の就労▽実習、インターンシップ、課外活動の実施―などを連携して推進し、地域づくりや活性化につなげる。
この日、真庭市役所で締結式があり、美作学園の藤原修己理事長と太田昇市長が協定書に署名し、交換した。藤原理事長と鵜﨑実学長は「”地域立”の学園として地域の暮らしを支える専門人材の育成に努めており、この協定を豊かな美作地域をつくっていく出発点としたい」とあいさつした。
太田市長は「子育てや福祉の人材を輩出する美作大学の存在は大きく、養成後に真庭や美作地域全体で活躍することを期待する。学生たちの実地での活動、勉強する際の受け皿などとして利用してもらいたい」と述べた。
同学園が県内自治体と包括連携協定を結ぶのは5例目。