雑木林を遊歩道のあるみかん畑に――。社会福祉法人津山みのり学園=岡山県津山市=は27日、敷地内の丘陵地約5000平方メートルにミカンの苗木を植樹した。
昨年末からグリーンベルト(本社・津山市二宮)の協力で開墾して整備を進めていた。この日は同社のショベルカー2台と、大東町内会、二宮山西町内会員、同学園の利用者ら計15人が作業。のり面に1メートルほどのミカンとナツミカンの苗60本を支柱とともに植えていった。
市道沿いの丘陵地一帯がミカン畑になる予定で、3本の遊歩道をひく。3年かけて整備する計画でさらにミカンの木を増やし、モミジなども植樹する予定。来年には実がなるという。
内田慎一理事長(80)は「地域と一体になって歩み、来年は60周年を迎える。利用者においしいみかんを食べていただき、地域の皆さんの憩いの場になれば」と話していた。