岡山県津山市連合町内会院庄支部(湯浅仁支部長)は29日、地域の事業所の資材置き場で4回発生した火災で、問題解決を求める嘆願書を津山市に提出した。
同支部12町内会長の連名。同所で8月17日、4回目目となる火災が発生。嘆願書では「事業所が操業を始めた2020年から問題点を感じており、市や県に指摘してきたが、改善は実感できなかった」と指摘。「今回も火災の噴煙は次の日の夕方まで続いており、風向きの関係で同支部だけではなく近隣の住民にも煙害と悪臭害を与えている」とした。
さらに「火災発生のたびに地元消防団員への負担が強いられており、今後も続くことが考えられる今の状況では、地元住民の心の安静は保たれない」としている。また「付近の河川道路が通常より早く傷んでしまい、道路の根本的な修繕及び穴埋めを実施し、道路を整備してほしい。いまだ改善はなく、市や県からの地元に対する連絡・報告もない」とした上で「早急に施設を整備し、操業を修正し、地域住民が安心して毎日を生活していけるようにお願いしたい」としている。
湯浅支部長(69)ら2人が津山市役所を訪問し、谷口圭三市長に嘆願書を手渡して「住民からは不安の声が多く寄せられている。よろしくお願いしたい」と語った。谷口市長は「議会でも再三取り上げられている。各機関と連携して、次の段階に向け、できるだけのことはしていく」と述べた。