岡山県警津山署と同署管内防犯連合会は、「全国地域安全運動」(11~20日)に合わせ8日、パトロール隊の出発式を津山市林田の同署で行った。式では津山工業高校の生徒がデザインした自転車の施錠を啓発するポスターなども披露し、地域の防犯意識向上を呼びかけた。
署員や会員、青色防犯パトロール隊ら計約50人が参加。杉本憲亮署長が「防犯活動に積極的に取り組んでいただき感謝している。引き続き子どもの見守り、自転車盗難や特殊詐欺の被害防止を呼びかけてもらいたい」とあいさつした。
ポスターは、管内の自転車被害を防止しようと、署が同校に依頼し、デザイン科2年の大前季依さん(16)がデザインした。この日、チラシとともに各防犯ボランティア団体に贈られた。
この後、白バイや青色防犯パトロールなどが次々と出発した。
同署によると、管内の今年の刑法犯の認知件数は357件(9月末現在)で、昨年より58件増加。このうち、自転車被害は約2割を占めており、その大半が無施錠による盗難という。
