高田地区を元気にしようと、昨年度の高田小学校の6年生が考案した横野滝(岡山県津山市)を風鈴で飾るプロジェクトが20日、地域住民によって行われ、そうめん流しの店「もみじ亭」と周辺で涼やかな音色が響いている。
卒業前に考えた六つのプロジェクトのうちの一つで、子どもたちのアイデアの実現に地域が賛同。特産品の「横野和紙」を短冊に使い、さまざまな年代の人や団体が風鈴作りに協力した。
この日は、中学1年生になった卒業生を含む住民約40人が作業に参加。仕上げた150個のうち70個をもみじ亭と、滝へと続く遊歩道沿いの建物に飾り付けた。赤や青など6色の風鈴はシールなどでかわいらしくデコレート。短冊が揺れて音が鳴ると、清らかなせせらぎの音と相まって涼しげな雰囲気を演出し、行楽客らを楽しませている。
同小4年の木元咲月さん(9)は「かわいい風鈴が並んでとてもきれい。たくさんの人に涼んでほしい」と話していた。
残りの風鈴は高田公民館や旧高田幼稚園などに飾り付ける予定。
