ボランティアやNPO法人など多様な主体と連携して美作県民局と進める「美作国創生公募提案事業」の成果発表会が23日、岡山県津山市の同局で行われ、各団体が取り組みを報告した。
昨年度の事業実施4団体が参加した。NPO法人移動ネットおかやま、任意団体くらしサポート黒田(真庭市)は住民主体による外出支援の仕組みづくり学習事業の実施。スーパーのマルイ(津山市)は地域の企業や学校、生産者と連携し、津山産小麦を活用した商品コンテストなどの開催。美作広域森林組合長協議会(鏡野町)は管内学校での全国植樹祭プレ植樹と森林学習による機運醸成。NPO法人らんたん(久米南町)は中高生と大人が交流する居場所と活動拠点づくりについて説明した。
地域を活性化させる各事業に、審査員からは「支援する行政などの反応は変わったか」「今後の中長期的なビジョンは」といった質問があり、より効果的な事業展開を図るために意見交換した。