津山市は17日、新規就農者の就業奨励金授与式を山北の市役所で行い、日上のイチゴ・ブドウ農家・坂手春彦さん(37)を激励した。
坂手さんは、飲食業界での実務経験や津山中央青果での勤務を経て、まほらファームで農業実務研修を2年間受けた。両親の畑を継いで2020年4月から「ミツヤファーム」として農業経営を始め、イチゴ、ブドウのほか、桃を計135㌃で栽培している。
奨励金は、地域農業発展の中核者となるための支援として贈呈。谷口圭三市長が手渡し、「地域農業の担い手だけでなく、地域づくりの中心となって頑張り、未来を担う人材として活躍を期待したい」とあいさつ。坂手さんは「僕らには果物王国岡山の栽培技術を次の世代につなげていく役割がある。将来は加工品やクレープなどの農園カフェ、イチゴ狩りの体験施設を作り、地域を盛り上げていきたい」と話していた。
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新規就農者の激励金を受け取った坂手さん