城西青壮年連合会(平野壮司会長)は3日、昨年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された城西地区で、地元町内会と協力して清掃ボランティア活動を展開した。子どもを含む約60人が城西重伝建地区のPRと景観保全のため、作業に汗を流した。
秋の一大イベントである「津山・城西まるごと博物館フェア」が、コロナの影響で2年連続で中止となったため、開催日だったこの日に地元として何か取り組もうと実施した。
西小学校に集合し、フェアの駐車場に例年利用されるグラウンドの溝さらいから開始。溝ぶたを外し、中にたまった土砂や落ち葉をじょれんなどで丁寧にすくい上げ、2㌧ダンプなどの荷台に集めた。この後、旧出雲街道と周辺のごみ拾い、カーブミラーの清掃に励み、辺りはすがすがしくなった。
平野会長は「まるごと博物館が中止になり、何もしないのもいけないと思い、みなさんの力を借りて重伝建のPRを兼ねた良い活動ができた。活動を通じて住民同士が知り合うきっかけにもなり、絆も深まった」と話していた。
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西小学校グラウンドの溝さらいに励むメンバー