岡山県真庭市の温泉地と観光スポットをつなぐ夏の大イベント第2回「ひるぜん夏恋まつり」が24、25日、同市湯原温泉の砂湯付近と蒜山上福田のグリーナブルヒルゼンで開かれ、県内外から訪れた人たちがグルメや催しを満喫した。
集客やPRを目的に 真庭観光局が昨年から始めた企画。2カ所で開催することで観光客の市内の滞在時間を増やして観光消費を増やすことも視野に入れている。24日は湯原温泉で打ち上げ花火を行い、翌日はグリーナブルヒルゼンでマルシェを開催。グリーナブルヒルゼンでは蒜山地域近隣にある飲食店14店舗の出店が並び、パンや麺類、ドリンクなどを買い求める人で賑わった。
このほか、高梁市観光協会も協力し、同市成羽町の「吹屋ふるさと村」を走るボンネットバスを展示。赤色とクリーム色が目を引く車体を前に記念撮影した後、車内を見学する親子連れらの姿も見られた。
家族と一緒に訪れたという津山市の鈴木航太君(12)=河辺小6年=は「夏休みの終わりに楽しい思い出ができてよかった」とにっこり。母親の美緒さん(42)は「涼しい気候で避暑にも最適。手軽に来られる上、ゆったりと過ごせるので観光するのにとても良い場所。他にもイベントが開催されるならまた来たい」と話していた。
真庭市観光局は今後も続けていくとし、周知と定着化を図っていくとしている。