勝田中学校=美作市真加部=で13日、全校生徒36人が6月のプール開きを心待ちに、地域住民と協力してプール掃除に励んだ。
2~4校時の授業の時間を活用して各学年が手分けして清掃。このうち2校時目は体操服に着替えた2年生11人とボランティア5人が参加。「やるぞ」と気合をいれた後、ブラシやデッキブラシを手にして水が抜かれたプール槽内に入り、約50分の間、壁面や床にこびりついた藻や泥、汚れを丁寧に落としていった。
2年の安川翔馬君(13)は「汚いプールを見て、『みんなが気持ちよく泳げるようにするぞ』とやる気がわいた。もう少し掃除してもいいと思った」と話していた。
同校は本年度からコミュニティスクール(学校運営協議会制度)を取り入れており、今回参加した同学校運営協議会のメンバーで、地域学校協働活動推進員の坂元秀明さん(63)=同=は「生徒の数が少ない学校だ。子どもたちと仲良く楽しみながら手助けをしていきたい。勝田中が子どもたちと地域住民、保護者たちとの憩いの場になれたら良いと思っている」と語った。