岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで11日、「第52回津山工芸展」(津山工芸愛好会主催、津山朝日新聞社など後援)が始まり、多彩な秀作が来場者の目を楽しませている。14日まで。
彫刻、漆芸、人形、陶芸、染色織物、木竹工芸、諸工芸の7部門に津山地域のプロ、アマ31人が40点を出展。同会の江原秀国会長や工芸家ら10人による審査の結果、宗近嘉毅さん(美咲町)の木竹工芸「栃造拭漆盛器」が知事賞に選ばれた。
知事賞を除く入賞者、作品は次の通り。(敬称略)
【県議会議長賞】ニュー三楽園・安東珠生(久米南町下弓削)染色織物「スパニッシュ織『man and shadow』」
【市長賞】河野吉雄(勝間田町)陶芸「蛙文三島うつわ」
【市議会議長賞】須原幹枝(小田中)染色織物「作州絣 妹と私の思い出」
【津山商工会議所会頭賞】武本正博(大谷)木竹工芸「欅造拭漆盛鉢(富士噴火)」
【市観光協会長賞】西村勲(美咲町)漆芸「蒔絵短柵箱蔦文、螺鈿蒔絵八角箱鉄線」
【市文化連盟会長賞】鳥取純子(鏡野町)染色織物「手紡糸の八寸名古屋帯『早春』」
【津山朝日新聞社長賞】泉水良通(勝央町)陶芸「金太郎」
【津山民芸協会長賞】澁谷芳子(勝部)陶芸「花器、皿」
【津山工芸愛好会長賞】矢野清和(勝央町)陶芸「雲龍」
【新人賞】延江義夫(総社)彫刻「墨つぼ」、畑由美(沼)染色織物「染め織 流れる、染め織 ハーモニー」