第51回「高野さつき・山野草祭」が1、2の両日、岡山県津山市の高野公民館で開かれ、多彩な花鉢をめでる来場者でにぎわった。
地域の愛好家でつくる高野花木園芸友の会(香山哲之会長)の愛好家が、丹精こめて育てたサツキ約30鉢、山野草約100鉢を出展。
サツキ盆栽は、ピンクの濃淡が優美な「真如の月」や紅白白交じった「絹の舞」など色とりどりに咲かせた花、枝ぶりも見事。山野草は薄紫のウツボグサやヤマアジサイ、純白のホタルブクロやイワガラミといった可れんな花が目を引き、コケなどのあしらいが野趣を醸していた。
綾部の神﨑民枝さん(75)は「サツキ盆栽は花の色が豊富で見応えがある。山野草愛らしい花と若葉も美しく、癒やされました」と話した。