岡山県北の障害者たちが制作した芸術作品を集めた「県北ダイバーシティ&アートin津山」が22日、津山市のアルネ津山4階アートギャラリーで初めて開かれた。斬新な創造性と個性豊かな意欲作が訪れた人たちの関心を集めている。26日まで。
障害者の芸術活動に対する理解を深めてもらうとともに、新鋭作家の発掘も目指して同実行委と津山衆楽ライオンズクラブが共催。就労継続支援B型事業所のさくらワークヒルズ=津山市=、輪輪かけはし=津山市=、フレンド久米=津山市=、NPО法人・灯心会=真庭市=などから25人が参加し、約150点を出展している。
色鮮やかな魚と海藻が目を引く「ぼくは、さかな島」をはじめ、さまざまな趣向を凝らした絵画、ちぎった紙でオブジェを形作る「立体ちぎり絵」、華やかな切り絵のほか、詩文、写真、木工など多彩な作品が会場にずらり。訪れた人たちはじっくりと眺めながら「創造力があってすごい」「創意工夫が面白い」「色使いがきれい」などとその風情や趣に感じ入っていた。
今回、油彩画など17点を出品した西大寺市のグループホームに住む関口浩太さん(20)=津山市出身=は「ぜひみなさんの作品を見に来てください。感想もいただけたら励みになります」とPRしている。また、会場では木工品やバッグなど作品の一部を販売している。