民事再生法の適用を申請した多胡本家酒造場(多胡恵美代表)は3日、債権者説明会を津山文化センター=岡山県津山市=で開いた。代理人弁護士によると、企業形態を合資会社から株式会社に改める見通しという。
金融機関や取引企業6社の9人が参加。経緯や現在の状況などを説明し、今後は、清酒「加茂五葉」の小売に注力していくことを報告した。
民事再生手続きの開始は7月中旬から下旬で、再生計画の認可は年末から年明けになる見込み。株式会社化は日本植生やマルイなどのスポンサー企業の意向で、代表者も交代する可能性がある。