昨年に続き2回目となる好評の「2024岡山国際サーキット花火大会」が20日、岡山県美作市滝宮の同サーキットで開かれ、夜空を彩る“光の芸術”が観客約6100人を魅了した。
演出を手がけたのは「全国花火競技大会」で内閣総理大臣賞といった数々の賞を20年以上にわたり獲得してきた愛知県岡崎市の老舗・磯谷煙火店。
F1グランプリのテーマ曲としておなじみの「TRUTH」や名作映画のサウンドに合わせて打ち上がる「メロディー花火」、10号尺玉の迫力のある一発など多彩な演目を披露。声優の神尾晋一郎さんと県出身の榊原優希さんがナビゲートを務め、花火の玉名や特徴を解説するなどして盛り上げた。観客たちは間近で咲く美しい大輪と音楽が融合した特別なショーに見入り、「きれい」「すごい」と歓声を上げていた。
プレミアムテーブル席で家族や親戚と一緒に楽しんだという岡山市の小学生・黒住征ノ介君(8)といとこの定廣有純さん(10)は「目の前で火花がはじけて、びっくりした。すごい迫力で楽しかった」。さらに倉敷市の坂井心桜さん(9)と母親の千里さん(29)は「こんなに近くで花火が見られるとは思わなかった。とてもきれいで来てよかった」「来年も家族みんなで来ようと思っています」と笑顔で話していた。
花火の開始前は、ドリフト走行の技術を競うモータースポーツの選手権(D1)の広島トヨタチームDROOーP(ドルーピー)がサーキット場で高度なテクニックを披露したほか、ステージではアーティストのライブ、神尾さんと榊原さんと同サーキットのイメージガール・アイドルユニットの「PaRet(パレット)」のメンバーたちによるトークショーも行われ、来場者たちを楽しませた。