夜空を彩る大輪約2500発 落合納涼花火大会 煙のにおい届くぐらい間近で/岡山・真庭市

経済・産業 夜空と川面を彩る花火の大輪=岡山県真庭市で
夜空と川面を彩る花火の大輪=岡山県真庭市で
         

 第79回「落合納涼花火大会」(同大会実行委、真庭商工会など主催)が26日、岡山県真庭市の旭川河川敷付近で開かれ、観客約2万5000人が目の前で打ち上がる色とりどりの約2500発に見入った。

 1932(昭和7)年に地元の商店が顧客たちへの感謝を込め、楽しんでもらおうと始めて以降、続いている地域の夏の風物詩。この日は米沢町商店街付近では真庭市内の飲食店や県内外の露天商たちの店約80店が並び、真庭市蒜山地域の名物・ひるぜん焼きそばをはじめ、牛串やかき氷などを販売し、観光客や浴衣姿の家族連れらを楽しませた。

 午後6時からは歩行者天国になった河川敷沿いの国道313号約1キロにぞくぞくと人が集まる中、午後7時40分に花火の打ち上げが開始。夜空に次々と大輪が咲き、川面を彩る様子を観客たちはじっと見つめていた。

 真庭市赤野出身で、約50年ぶりに故郷の花火を堪能したという大阪府の岩本好和さん(62)は「煙のにおいが届くぐらい間近で見られる機会はめったに無く、久々に迫力のある花火を楽しめた。露店もたくさん並び、50年前とは雰囲気が変わっているがとても気に入っている。また家族と親戚で一緒に見たい」と話していた。

次々と打ち上がる花火
次々と打ち上がる花火


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG