本年度の「津山市中央公民館文化祭」が24、25の両日、岡山県津山市大谷の同公民館で開かれ、地域住民らによる作品展示や体験教室、ステージ発表などが行われ、多くの人でにぎわった。
新型コロナウイルス感染症による規制が緩和されたのを機に4年ぶりに従来の形にもどって大々的に実施。大谷や横山、福渡町といった計36町内で活動する自主サークルや同館主催の各講座の受講生、地域の園児らが日ごろの練習の成果を発表した。
初日、ステージでは、作陽保育園の年長組21人が太鼓を、福岡保育園の年長組11人が劇を披露。威勢のよいバチさばきと登場人物になりきった見事な演技に観客から大きな拍手が送られた。このほか合唱やコーラス、尺八演奏、腹話術ショーなどもあった。
ロビーでは、絵手紙や絵画教室、木版画会や南小学校児童の作品を展示。来館者はずらりと並ぶ力作を眺めるなどして思い思いに過ごしていた。
河辺小2年・永井麻莉奈さん(8)は「家族で楽しく過ごしている。来てよかった」とにっこり。同館の講座「中高年から始めるらくらくピアノ」の講師・政岡あやこさん(院庄)は「文化祭があることで、日々の練習に力が入り、受講生のみなさんの生きがいにつながっている」と話していた。
文化祭は生涯学習の推進と地域住民らの交流を目的に、毎年開催している。