大崎小学校(岡山県津山市金井)で16日、創立150周年記念式典が開かれ、大きな節目を祝うとともに、地域の教育拠点として更なる発展を期した。
式典は地域と学校による実行委の主催で、来賓、保護者、地域住民ら約450人が出席。市連合町内会大崎支部・小栗興治支部長が「明治7年4月8日、美作国は勝田郡、大字・西吉田地内に躬行小学校として産声を上げ、幾多の変遷を経て今日に至る。この後50年、100年と、いつ何時までもこの大崎の地に子どもたちの遊ぶ声が、学ぶ声が響きわたることを祈っている」と祝辞を述べた。
地元の光岡製作所(福力)と中国銀行から同行のSDGs私募債・地域応援型を活用して購入した一輪車18台、同連合町内会大崎支部から竹馬10脚と竹馬整理台の贈呈があり、光岡宏文社長と岸田健一同行津山東支店次長、小栗支部長がそれぞれ目録を森本宏伸校長に手渡した。森本校長は「いま本校があるのは地域のおかげ」と謝辞を述べた。
また、式典に前後して学習発表会があり、6年生は大崎小の歴史を振り返る調べ学習の成果を披露した。
同校は、1874(明治7)年4月に躬行小学校として西吉田に創設。1901(明治34)年に現在地に新築移転。1941(昭和16)年に大崎国民学校と改称。1954(昭和29)年に大崎村の津山市合併に伴い「津山市立大崎小学校」と改称。現在の児童は165人。