大原小学校=岡山県美作市=の4年生21人が5日、大原神社=同市=の秋祭り(7、8日)で練り歩く「大屋台」を見学し、特徴や歴史について学んだ。
地域文化の継承や郷土愛の醸成を狙いに社会科学習の一環で初めて実施。明治期から続く祭りに出動する4町内のうち、最大の大屋台と小屋台がある同神社近くの倉庫を訪ね、古町屋台保存会の西浦康寛会長が案内した。
「重さが約2トンあり、50~60人の練り子で担ぐ。彫り物や屋根の三つ巴が特徴的で、両わきを飾る伊達綱は本番直前に姿よく取り付けている」と説明。
児童たちの質問に答えた後、保存会メンバーがしの笛と太鼓のおはやし、練る際に歌う伊勢音頭を本番さながらに披露した。さらに先月、会員から笛をプレゼントされていた児童たちも一緒に練習。
柏﨑圭佑君は「屋台を目立たせるために飾りなどを工夫しているのがよく分かった。大人になったら担いでみたい」と話した。