交通自損事故を起こした高齢女性を救助したとして、大原中学校3年・八田勝光君(14)が、青少年の善行をたたえる県の「わかば賞」を受賞した。表彰式が3日、岡山県美作市下町の同校で行われた。
八田君は今年5月2日、自宅で大きな物音を聞き、父や姉2人と外へ出ると、ガードレールに衝突した知り合いの80代女性の車を発見。女性はけがを負い、身動きの取れない状態だったため、救急車が到着するまでの間、家族らと女性を励ましたり、近所の住民に助けを求めたりした。
表彰式では県青少年相談員の森岩義幸さんが賞状、盾などを手渡し、「勇気ある行動で一つの命が助かった」とたたえた。「おばあさんには大変お世話になっていた。無事で本当によかった」と話す八田君。今年1月にも事故を起こした人を助けたといい「将来の夢は警察官。誰かが困っている時に、すぐに行動が起こせる大人になりたい」と語った。
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賞状と盾を受け取る八田君
大原中3年八田君にわかば賞
- 2021年9月4日
- 教育・保育・学校