岡山県勝田郡奈義町ゆかりの写真家・三橋直人さん(26)=奈良県上北山村=の個展「神の住む山 大台ヶ原」が5月3日から6日まで、同町中島西のギャラリーFIXAで開かれる。
三橋さんは父の実家がある同町で幼少期を過ごした経験から風景写真を撮るようになったという。2020年4月に奈良県の同村にある景勝地・大蛇嵓(だいじゃぐら)から見た大台ヶ原山の神秘的な風景に魅了され、移住を決断。現在まで4年間同所に通い、撮影を続けている。
山々の四季の移ろいや気象現象をとらえた11点を出展。躍動感のある雲海や雷、入道雲などが一枚に収まったカットや、木々の間から降り注ぐ朝日と霧が重なる幻想的な作など、どれも見ごたえがある。
会場には実際に大蛇嵓から望む景色を体験できるVRコーナーもある。三橋さんは「奈義は写真家としての原点でもあり、大好きな場所。知られざる大台ヶ原の神秘にふれてほしい」と話している。
問い合わせは、同ギャラリー(TEL:080-1942-0769)。