包装資材製造の大和紙器=大阪府茨木市=と岡山県勝田郡奈義町は8日、「災害発生時の段ボール製品供給に関する協定」を結んだ。
協定内容は、大規模な災害時に避難所の環境改善策として、町の要請に応じて段ボールベッドのほか、段ボールのシートやケースなどを優先的に搬送する。町は事前の備蓄や機能維持への配慮が不要となるメリットがあり、製品の費用や輸送費は負担する。
新型コロナウイルス感染対策として、関係者を集めての締結式を行わず、事前に相互の協定書に調印。この日、同社関連企業の津山段ボール(原)の中島勉社長が豊沢の町役場を訪れ、奥正親町長と協定書を交わした。
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段ボール製品供給に関する協定書を交わす奥町長(右)と中島社長
大和紙器と岡山県勝田郡奈義町、「災害発生時の段ボール製品供給に関する協定」を締結