大型機械による開墾の試み

経済・産業 大型機械による開墾の試み
         

 耕作放棄地の再生に向け、若手農業者らでつくる高倉地域づくりの会地域振興部会とLAアライアンスは22日、先進的な大型機械による開墾の試みを下高倉西地内で実施した。
 過疎・高齢化などで農地荒廃が進み、解決策を模索する中、宮尾に営業所がある農業機械輸入販売の日本ニューホランド(札幌市)がコラボ企画に賛同。中四国で初めて欧州製の機械を導入して実施し、両会メンバーと市内外の農業者約30人が参加した。
 トラクターの後部に装着した専用の粉砕機「マルチャー」と荒れ地用の耕運機「サブソイラー」の特徴や操作について同社のオペレーターが説明した後、かつて畑でササやぶと化した約40㌃の荒廃地をみるみる開墾し、さら地にしていった。
 両会の会員で兼業農家の米井崇恭さん(37)=下高倉東=は「人力では到底できない作業が短時間でき、担い手減少で効率的な農地管理が求められる状況だけに非常に有効。価格が約200万円するが、法人化して共同購入するなど導入、活用策を検討したい」と話した。

耕作放棄地のササやぶを開墾するマルチャー


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