美作大学=岡山県津山市=で、誕生寺支援学校高等部の校外実習の受け入れが3日から2週間の日程で始まり、2年生4人が将来の就労に向けて社会適応力などを高めている。
6日は、福祉と教育の連携について学ぶ社会福祉学科・岡田美佳子准教授のゼミ生(3年生8人)たちと交流を深めながら作業を行った。
学生でつくる「里親・里子支援サークル」のパーティーで使うための輪飾りを作製。机を囲んだ生徒と学生たちは会話を弾ませながら、折り紙をハサミで丁寧に切ったり、のり付けしたりと楽しそうに取り組んだ。
支援学校の水島千春さん(16)は「みんなで話をしながら楽しく作業できた。実習では働くことをしっかりイメージして、自分にできることとできないことも確かめながら頑張りたい」。大学の花谷綾音さん(21)は「年齢の壁もなく、温かい雰囲気の中で接することができた。実践を通して学んだ関わり方などを今後に生かしたい」と話した。