「大学入学共通テスト」が18、19日、全国一斉に行われ、岡山県美作地域で唯一の会場の美作大学(津山市北園町)では、高校生ら計476人(前年比75人減)が受けた。
2022年度から高校で始まった新学習指導要領に基づく教育課程に対応した入試が始まり、従来の6教科に加えてプログラミングやデータ解析などの問題が含まれた新教科「情報」を実施。さらに国語、数学の試験時間が10分増加するなど変更があったほか、22年以前の旧課程履修者にも対応した出題科目も用意された。
初日、津山市の朝は天候に恵まれたものの、最低気温氷点下2.7度と身に染みる寒さとなり、防寒対策をした受験生たちは午前8時の開門と同時に9時までに試験室に移動し、それぞれ参考書などを確認し、緊張した面持ちで開始時刻を待っていた。この日は、地理・歴史・公民、国語、外国語の試験が行われ、2日目は理科と数学、情報を行った。欠席については地理・歴史・公民が19人、国語と外国語16人、英語リスニング17人、理科28人、数学126人、数学251人、情報35人。
本試験のほかに、志願者が体調不良などで会場に来られないケースも考慮し、25、26日には大阪府の2会場で追試が行われる。