大学入試センター試験に代わり、初めて実施される大学入学共通テストが16日、全国一斉に始まった。美作大学(北園町)は美作地域で唯一の会場になっており、志願者数は高校生や浪人生598人。新型コロナウイルス感染防止策がとられた。
16、17日の第1日程に加え、昨年の一斉休校で学習が遅れた人に向け、30、31日の第2日程がある。受験生にはマスクの着用を義務付けるほか、室内の換気、除菌シートの配布といった感染対策が行われる。
今朝の津山市は小雨が降ったものの平年より暖かかった。同大は午前8時に開門。受験生たちは控室になっている学生ホールや食堂などで待機し、同50分から試験室に移動した。緊張した表情で注意事項を聞き、開始時刻を待っていた。
この日は、地理歴史・公民と国語、外国語を実施。17日は理科と数学を行う。
第2日程は、岡山県立大学(総社市)が会場になる。
大学入試センター試験は1990年から30年間続いた。新しいテストは出題形式に変更があるほか、英語のリスニング力や思考力、判断力などを重視して作問された。
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試験開始を待つ受験生たち=16日、美作大で
大学入試センター試験に代わり、初めて実施される大学入学共通テストが16日、全国一斉に始まった
- 2021年1月16日
- 教育・保育・学校