美作大学の学生が企画した介護予防講座が24日、岡山県津山市加茂町の百々温泉めぐみ荘で開かれた。「楽しく話そう、楽しく笑おう!コミュニケーションがもたらす効果」をテーマに高齢者32人がミニゲームなどを楽しみながら認知症や生活習慣病の予防方法を学んだ。
社会福祉学科4年の4人が来場した。
「コミュニケーションをしっかり取ることで、地域の中で支えあえる雰囲気づくりができる」と前置き。「話し手と聴き手が存在するが、聴き手がとても重要。話を聞いてくれる人がいるだけで、安心感に包まれる。相手の気持ちが想像できることが大切」と語りかけた。
続いて「今の気分」について語り合ったり、うれしいことや新しい発見を共有するワークショップを行った。加茂町桑原の前原光世さん(73)は「孫のような年齢の学生さんたちからいろんなことを面白く教わり、楽しかったです」と話していた。
めぐみ荘では年間3回程度の介護予防講座を開いており、美作大学の学生による講座は初めて。