大寒 凍てつく流れで「横野和紙」の原料ミツマタを洗う

二十四節気 ミツマタの川ざらしに励む上田さんら=上横野で
ミツマタの川ざらしに励む上田さんら=上横野で2023年1月20日
         

 きょう20日は二十四節気の「大寒」。一年で最も寒さが厳しいころとされる。岡山県津山市は気温が氷点下1度まで下がった。
 「横野和紙」の産地・上横野では、原料のミツマタを洗う「川ざらし」が行われている。和紙工房の7代目・上田康正さん(57)らが早朝から横野川に設けた「さらし場」で作業を始めた。凍てつく流れの中、樹皮の繊維から丁寧に不純物を取り除いていく。
 ◎…「寒中の水は雑菌が少なく、上質な箔(はく)合紙作りには欠かせない」と康正さん。岡山地方気象台によると、23日ごろから強い寒波の影響で、県北部は雪が続く予報。


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