岡山県久米郡美咲町社会福祉協議会による障害のある人たちの体験講座「みしゃモンカレッジ」が25日開かれ、工具の使い方について楽しく学んだ。
1~5期生とカレッジサポーターら計約20人が、同町打穴中西の松岡建築で“大工”を体験。同社の松岡親佐さん(65)が講師を務めた。
松岡さんがさしがねやかんなといった木材を加工する時に使う道具について説明した後、いす作りに挑戦。サポーターと協力しながら金づちを使って真剣な表情でくぎ打ちをし、仕上げにドライフラワーやシールでそれぞれ飾り付けた。
3期生の飯田慎二さん(23)=同町里=は「大工の仕事に興味がわき、より身近に感じることができた」。初めてサポーターとして参加した川崎福祉大学2年の松本明澄さん(20)は「参加者が積極的に挑戦している姿が見れてうれしかった。また参加したい」と話した。
同カレッジは「障害があっても大学に行きたい」「体験したい」という声から、2017年から開講。1回目のこの日は、5期生2人の入学式もあった。