第59回「全日本高等学校馬術競技大会」(24~26日、静岡県御殿場市)で障害馬術競技の団体戦に出場する勝山高校蒜山校地・馬術競技部の激励会が4日、岡山県真庭市蒜山下福田の蒜山振興局で開かれ、1年生選手3人のチームが大舞台での健闘を誓った。
出場するのは、主将の吉田知生選手(15)、松田晄選手(16)と日田さくら選手(16)。3人とも馬術経験者でプロを目指して県外から蒜山校地に入学したという。昨年度まで活躍した先輩たちが引退し、現在はこのメンバーのみで部を支えている。障害物を飛び越えながらタイムを競う競技で、先月14日の中四国大会(香川県)では3位に入賞し、インターハイへの切符を手にした。
式では南博晴蒜山振興局長が「これもみなさんが馬を愛し、ともに練習を重ねてきた成果によるもの。全国の精鋭が集まる中、ひるむことなく自身の力を発揮させてほしい」と励まし、吉田選手に賞賜(しょうし)金の目録を手渡した。
3人はそれぞれ「みなさんの期待に応えられるように全力を尽くす」「さまざまな人の協力と支援があってここまで来ることができた。感謝を胸に優勝を目指して頑張る」「待ち望んでいたインターハイ。悔いが残らないように試合に臨む」と意気込みを語った。
同部は蒜山ホースパークで、世界選手権やリオデジャネイロ五輪に出場経験のある原田喜市監督らの指導を受けながら、週に6日練習に励んでいる。全国大会には4年連続して出場している。
