大規模地震を想定した岡山県津山市災害ボランティアセンターの初動訓練が13日、市総合福祉会館で行われ、関係者が有事に備えてセンター設置の手順を確認した。
同センターは市と市社会福祉協議会が2020年に結んだ協定に基づき、市が協力要請して設置し、被災者への支援活動を迅速・効率的に行う。
訓練には市と同協議会、つやまNPO支援センター、津山青年会議所、市職員労働組合から13人が参加。那岐山断層帯を震源とする最大震度6強の地震発生を想定し実施した。
建物や人的被害、ライフラインの状況について市から報告があり、住民から寄せられたニーズを踏まえ、センターの立ち上げ要請が出された。これを受けて参加者は、ボランティアの待機場所や駐車場を含む設置場所、必要なスタッフの人数、電話回線の手配などについて協議。過去の災害の経験なども情報共有しながら、活発に意見を出し合っていた。
今年1月の大雪の際には、除雪作業などのボランティア派遣のため、センターを設置している。