岡山県警津山署は8日、大規模災害を想定した警察署代替災害警備本部設置訓練を使用協定を締結している津山市林田の津山東高校で開き、有事に備えた。
同署と同高校は2022年1月に協定を締結。県情報通信部機動通信課員3人と県警機動隊員4人、津山署警備課員5人、計12人が参加した。
那岐山断層帯地震が発生して林田の庁舎が使用不能になった想定で、警察署災害警備本部機能を近くの高台にある同高校に移転。無線機器や電話機などを設置し、通話訓練を行った。ドローン使用訓練では、警察署付近を仮想災害現場とし、高校のグラウンドからドローンを航行。被災現場周囲の状況を空撮して、代替災害警備本部などに伝送した。
中本陽一郎警備課長は「災害はいつ発生するか分からない。訓練を通じて、警察としての対処能力向上に取り組みたい」と述べた。