上之町の大隅神社で17日、秋季例大祭があり、地域の安全や疫病平癒を祈願した。
新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続いて大神輿(みこし)の御神幸やだんじりの出動は中止し、神事のみを行った。
総代会の8人を含め地域住民約20人が参列した。石田博之宮司の次女・喜子さんが祭主を務め、祝詞(のりと)を奏上。琴やひちりきなどが演奏される中、参拝者らが玉串を捧げた。
高田信昌総代長(76)は「来年こそはコロナ禍が収束してみこしが出せることを祈る。神社の伝統を地域の皆さんと守っていきたい」と話した。
同神社は1620(元和6)年、初代津山藩主・森忠政によって林田から現在地に移され、津山城の鬼門守護神として崇敬されてきた。本殿や神門、神輿などが市重文に指定されている。
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疫病平癒などを祈願した大隅神社の例大祭
大隅神社 秋季例大祭