11日にかけて降った大雨の影響で、美作県民局管内では、倒木や土砂崩れなどの被害の報告が計5件あったことが分かった。
岡山県苫田郡鏡野町上森原の極楽寺では、町のコミュニティーハウスと兼用している駐車場の脇の斜面が、幅約30メートル、高さ約20メートルにわたって崩落。午前5時前に「ゴー」という大きな音を聞いて目が覚めたという表江快典副住職(27)は「駐車場なのでなるべく早く対処したい。これからも大雨のたびに心配になる」と話した。
岡山県津山市加茂町行重の市道でも、のり面2カ所が幅計約13メートル、高さ計約25メートル崩れ、通行止めとなっている。
中北下の宮部川では護岸が25〜30メートルほど崩壊しているのが見つかり、安全対策として近くにカラーコーンが設置された。同じ久米地域では3メートル程度の路肩崩落と道路への倒木が1カ所あった。
岡山地方気象台によると、11日午前5時までの24時間雨量は津山市46.0ミリ、鏡野町富65.5ミリ、真庭市蒜山上長田25.0ミリなどとなった。
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斜面が崩落して土砂で埋まった極楽寺の駐車場
大雨被害/岡山県
- 2020年7月13日
- 天候・災害