社会福祉事業などを行う優良私設社会事業団体に贈られる天皇陛下の御下賜金が26日、岡山県津山市山下の更生保護施設・美作自修会に伝達された。
同会は更生保護法人が運営し、1912年に開設。津山、美作地域を中心に刑務所から出所した人たちや社会的に孤立している人々に対して、住居や雇用、食事の提供、教育や職業訓練などの自立支援を行っている。
同会集会室で伝達式があり、大久保知昭理事長は「更生保護の取り組みを評価していただき、大変感謝している。この度の栄誉を機に職員一同、一層精進を重ね努めていく」と謝辞を述べた。

御下賜金は天皇誕生日に合わせて贈られるもので、今年は全国8施設が選ばれ、同会は2013年以来3回目。
