任期満了に伴う岡山県真庭市長選は6日告示され、無所属で現職の太田昇氏(73)が、無投票で4回目の当選を決めた。同市長選は5回つづけて無投票となった。
太田氏は選挙カーで久世の事務所に戻った午後5時、立候補の届け出が締め切られ当選が決まると、支持者約70人(事務所発表)と万歳三唱。喜びを分かち合った。
「これまでの真庭市政12年へのご理解、ご支援、そして一緒に手を携えてきた皆様方のおかげ」と太田氏。「人口減少時代に入ったなかで、どういう地域、国にしていくのか、ある程度安心できる状態で次の世代に渡していけるかが大きな課題」とした上で「厳しい選択を私自身はしたつもり。人生をかけて、4年間頑張っていきたい」と決意を述べた。
市議選は定数22に対し、現職16人、元職1人、新人7人の計24人(公明2人、共産1人、無所属21人)が立候補した。投票は13日午前7時から午後6時まで市内35カ所で行われ、同8時15分から勝山スポーツセンター体育館で即日開票される。
有権者数は5日現在、3万4861人(男1万6624人、女1万8237人)。
太田氏は津山高校から京都大学法学部卒業後、京都府庁に入庁。同府副知事を経て2013年に初当選。CLTで地方創生を実現する首長連合共同代表。